こんにちは。まるもりです。
ラインアニメーションとは、モーショングラフィックス作品によく見られる「線を使ったアニメーション表現」です。シェイプアニメーションの中のひとつでパスアニメーションとも呼ばれます。主にAfter Effectsのパスを使って作られ、動画へのアテンションからストーリーテリング、抽象表現など様々な用途で使用されています。
メジャーなテクニックなので、ぜひ制作に取り入れて見てください🙂
Contents
ラインアニメーションの参考例
プロモーション動画での参考例
「#ネットワーク #つながる」というキーワードをラインアニメーションを使い効果的に表現している例です。テンポ良くシーンが変わっていく間にたくさんのラインが走ることで、密度感と疾走感も表現されています。丸やドットなどのシェイプをラインに添わせたり、色違いのラインを重ねることで、よりグラフィカルなデザイン要素としての役割も果たしています。
軌跡としてのラインアニメーション
図形が描かれていく軌跡としてラインアニメーションが使われている例です。図形だけでなくイラストのアウトラインが描かれる表現にもラインアニメーションはよく使用されます。
特に、細い線のラインが描かれるアニメーションのことを「Thin Line Animation」といい、昨今のモーショングラフィックスのデザイントレンドとしてよく用いられます。
ラインアニメーションのチュートリアル
パスのトリミングを使ったベーシックなチュートリアル
ラインアニメーションは、ペンツールや長方形ツールなどでシェイプを作成したあと、パスのトリミングを適用し、開始点と終了点にキーフレームを打つことで、アニメーションを作成していきます。
イラストレーターの画像を使ったラインアニメーションのチュートリアル
イラストレーターをラインアニメーションを使って出現させたい場合は、イラレ素材を読み込み、ベクターレイヤーに変換した後、同様にパスのトリミングを追加することで、イラストをラインで出現させたり、アニメーションさせることができます。
ラインで抽象的なイラストを形作るチュートリアル
より抽象的なイラストがラインで描かれるような表現も、ペンツールなどをうまく使うことで次々とイラストが描かれていくような表現をすることができます。より動的なストーリー軸で映像を構成したい場合に効果的です。
実写映像に見る「光る」ラインアニメーションの例
ラインを光らせることで、ダンス動画などの実写映像の中でも目を引く演出として用いることができます。この場合は、無料のプラグインである「Saber」を使い、綺麗な光の表現(グロー)を作ることでより簡単におしゃれな演出としてラインアニメーションを使用しています。
ラインアニメーション関連のプラグイン
Saber(無料プラグイン、光るラインを作る際によく使用)
Super Lines(たくさんのラインを簡単に作成・アニメーション可能)
Plexas(立体的なネットワークのような表現をしたい場合に効果的)
Nodes(様々なプリセットから複雑なネットワーク表現ができる。※Macのみ)
最後に
今回は、知っておきたいモーショングラフィックスのテクニックである「ラインアニメーション」について紹介しました。
ラインアニメーションについては、本当に色々な使い方や表現があるので今回ご紹介したのはほんの一部分にはなりますが、必須のテクニックなのでぜひ作品制作に取り入れてみてください🙂
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