今回は、Blenderユーザーなら知っておきたい便利なアドオンやアセットを購入できる「Blender Market」のセール時期やよく購入されている有名アドオンなどについてまとめました。
アドオンやアセットを使うと効率的にクオリティを上げることができるので、興味のある人はセール時期などを狙ってみてください。
Contents
- Blender Marketとは?
- Blender Marketアドオンの特徴
- セール時期
- 主なセールは年3回
- 主なセール
- Spring Sale(4月)
- Summer Sale(8月)
- Black Friday & Cyber Monday Sale(11月下旬)
- その他の臨時セール
- Blender Conference Sale 2019
- 知っておきたい有名アドオン
- Hard Ops / Boxcutter Ultimate Bundle(モデリング補助アドオン)
- Botaniq(アニメーション付きの植物ライブラリー)
- Scatter(沢山のオブジェクトを配置/プリセットも多数)
- Extreme PBR Nexus(大容量のマテリアルプリセット)
- Physical Starlight Addon(フォトリアルな空を1クリックで作成)
- 無料アドオンについて
- 最後に
- その他の関連記事
Blender Marketとは?
CG Cookieが運営する、Blenderの「アドオン(拡張機能)や3Dモデル(アセット)、チュートリアル」等を販売しているサイトです。
作業効率化系のアドオンや3Dモデル/マテリアルのプリセット等、1万種類以上のBlender関連製品が販売されていて、売り上げの一部がBlender Fundationに寄付される仕組みになっています。
Blender Marketアドオンの特徴
アドオンの作者にもよりますが、Blender Marketで販売されているアドオンやアセットは一度購入すると、その後のアップデート版も無料で入手できるものが多いので、コスパのいいものが多いです。
アップデートごとに、新しいBlenderのバージョンへの対応はもちろん、ライブラリー系のアドオンは、3Dモデルが新しく追加されたり、プリセットや機能が増えることもザラにあります。
また、プリセットや3Dモデルが新しく追加されるタイプのアドオンは、追加と同時に料金が上がるケースもあるので、気をつけてみてください。
セール時期
主なセールは年3回
Blender Marketでは、主に年3回セール(Spring Sale/Summer Sale/BlackFriday&CyberMonday)があり、その他にもBlender Conference Saleなどの臨時セールが突発で開催される時もあります。
割引率は毎回ほぼ同じで25%オフになり、セール対象は全ての製品ではなく、主にマーケット内の2000〜3000程のアドオンやアセットが対象になることが多いです。
主なセール
Spring Sale(4月)
期間 | 4/8~4/11(2021年)、4/21〜4/24(2020年) |
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内容 | 2,000以上のアドオン・3Dモデル等が25%オフ |
Summer Sale(8月)
期間 | 8/24~8/30(2021年) |
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内容 | 2,000以上のアドオン・3Dモデル等が25%オフ |
Black Friday & Cyber Monday Sale(11月下旬)
期間 | 11/26~11/29-30(2021年 ※1日延長) |
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内容 | 3,000以上のアドオン・3Dモデル等が25%オフ |
その他の臨時セール
Blender Conference Sale 2019
期間 | 10/24~10/27(2019年) |
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内容 | 700以上のアドオン・3Dモデル等が20%オフ |
知っておきたい有名アドオン
Hard Ops / Boxcutter Ultimate Bundle(モデリング補助アドオン)
https://blendermarket.com/products/hard-ops–boxcutter-ultimate-bundle
モデリング用に様々な便利ツールが入った「Hard Ops」と、Booleanモデリングが格段にやりやすくなる「Box Cutter」がセットになったバンドルです。
ハードサーフェイス系のチュートリアルでは、Hard Opsを使っているものも多く、Box Cutterはオブジェクトをザクザク削って作れるので、速く形を取っていくのに役立ちます。
私はモデリングはあまり得意ではないですが、Jama Jurabaev氏のチュートリアルコースで、Box Cutterを使用して背景を作成していたのを機に購入しました。
操作を覚えるのに時間がかかりますが、モデリングをメインにやりたい人におすすめです。
Botaniq(アニメーション付きの植物ライブラリー)
https://blendermarket.com/products/botaniq-trees
「Blenderで植物を使いたい」と言ったらコレ!というくらいの定番アドオンです。とにかく大量の花、樹木などの植物アセットが入っていて、サボテン、植木鉢、剪定された木々や四季によって葉の色が変わった樹木など、多数のモデルが含まれています。
「Add Animation」のボタンを押すことで、植物に風のアニメーションを簡単に追加できるので、アニメーション付きの植物が欲しいという人にもおすすめです。
Scatter(沢山のオブジェクトを配置/プリセットも多数)
https://blendermarket.com/products/scatter
たくさんのオブジェクトを簡単に配置/調整できる有名アドオンです。また「Biome」と呼ばれる植生プリセットから選択することで、数クリックで草や木、岩などを配置・調整できるので、草原や森の中といったシーンもすぐに作成することができます。
Biomeは、「Vertical Scape」や「Glassblade」などのアドオンを別途購入することにより植生プリセットを追加できるので、使いたいシチュエーションに合わせてカスタマイズすることもできます。
Extreme PBR Nexus(大容量のマテリアルプリセット)
https://blendermarket.com/products/extreme-pbr-addon-for-blender-279-2
約2000ものマテリアルプリセットが入った有名なマテリアルライブラリー系のアドオンです。豊富なマテリアルを見ながら、金属、地面やレンガ、皮、布、プラスチック、アニメーションが付きの水面など、他にも様々な種類のマテリアルの中から数クリックで簡単にマテリアルを適用できます。
最近のアップデートにより、カーペイントマテリアル、テクスチャペイント、SSS(Subsurface Scattering)、摩耗などエッジへの質感の追加など、さらに多彩な表現ができるようになりました。
マテリアルのダウンロードに時間がかかるのがデメリットですが、一度ダウンロードしてしまうとマテリアルを選ぶ場面で躊躇することがなくなるので、幅広いシチュエーションで使えるアドオンです。
Physical Starlight Addon(フォトリアルな空を1クリックで作成)
https://blendermarket.com/products/physical-starlight-and-atmosphere
1クリックで空気感のあるクオリティの高い空を作成してくれるアドオンです。
サイドパネルから、太陽の調整・雲やフォグ、星空を追加でき、フォトリアルな空を簡単に作成することができます。
「Pure-Sky」のように雲のアニメーションや上空の表現とまではいきませんが、空やフォグを手軽に加えることができるので、フォトリアルな絵作りをしたい人におすすめです。
無料アドオンについて
製品によっては、無料の試用版をダウンロードできたり、そもそも無料で配布しているアドオンもあり、BlenderMarketでの販売は作者への寄付用途として、購入価格を設定している製品もあります。
無料版に関しては、「Gumroad」など作者がより自由に金額を設定できるサイトで公開されていることが多いです。
その場合は、商品の説明文に無料版や試用版などのリンクが掲載されていることが多いので、購入前に一度確認してみてください。
最後に
Blender Marketのアドオンは、コストパフォーマンスが高い製品が多く、使用することで表現のハードルがかなり下がるものが多いです。
ついついアドオン沼にハマりがちですが、それだけ魅力的なアドオンも多いので、よければセールなどを利用してみてください^^
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