こんにちは。
今回は、Beepleさんの様なデジタルアートや映像作品を作りたい時にクオリティアップで役に立つBlender用のアドオンを紹介します。
SNSなどで目にするクオリティの高いCG作品の中には、プラグインやアドオン、3Dアセット等を頻繁に使用していることも多いで、何か制作の役に立てば嬉しいです。
Contents
- おすすめのアドオン
- Physical Starlight Addon(フォトリアルな空を1クリックで作成)
- Pure Sky(光の筋/アニメーションの雲/宇宙 / Winのみ)
- Extreme PBR Nexus(大容量のマテリアルプリセット)
- HDRI Maker(大容量のHDRIプリセット)
- Scatter(沢山のオブジェクトを配置/プリセットも多数)
- Botaniq(アニメーション付きの植物ライブラリー)
- Spyderfy(鳥・蝶などの群れを作成・コントロール)
- Traffiq(乗り物を簡単にシーンに追加・アニメーション)
- The Coral & Creatures Collection(海の中のシーンを簡単に作成)
- Random Flow(Sci Fi系のディティールを簡単に追加)
- Animation Node(複雑なアニメーションをノードで作成できる – 無料)
- Cablerator(ケーブルを簡単に作成・調整)
- BY-GEN(有機的・幾何学な形状を簡単に作成 – 無料)
- fSpy(実写からカメラ情報を解析 – 無料)
- 最後に
- その他のBlender関連記事
おすすめのアドオン
Physical Starlight Addon(フォトリアルな空を1クリックで作成)
https://blendermarket.com/products/physical-starlight-and-atmosphere
1クリックで空気感のあるクオリティの高い空を作成してくれるアドオンです。
サイドパネルから、太陽の調整・雲やフォグ、星空を追加でき、フォトリアルな空を簡単に作成することができます。
「Pure-Sky」のように雲のアニメーションや上空の表現とまではいきませんが、空やフォグを手軽に加えることができるので、フォトリアルな絵作りをしたい人におすすめです。
Pure Sky(光の筋/アニメーションの雲/宇宙 / Winのみ)
https://blendermarket.com/products/pure-sky
アニメーション可能な雲を含む空を表現できるアドオンです。日の出/日没/夜のシーンなどを数クリックで作成でき、雲から漏れる光の筋(ゴッドレイ)も表現できます。
Space版では大気圏・宇宙のシーンを作成することもできます。
Mac未対応なのが残念ですが、上のPhysical Starlight Addonよりも動きのある空を表現したい場合におすすめです。
Extreme PBR Nexus(大容量のマテリアルプリセット)
https://blendermarket.com/products/extreme-pbr-addon-for-blender-279-2
約2000ものマテリアルプリセットが入った有名なマテリアルライブラリー系のアドオンです。豊富なマテリアルを見ながら、金属、地面やレンガ、皮、布、プラスチック、アニメーションが付きの水面など、他にも様々な種類のマテリアルの中から数クリックで簡単にマテリアルを適用できます。
最近のアップデートにより、カーペイントマテリアル、テクスチャペイント、SSS(Subsurface Scattering)、摩耗などエッジへの質感の追加など、さらに多彩な表現ができるようになりました。
マテリアルのダウンロードに時間がかかるのがデメリットですが、一度ダウンロードしてしまうとマテリアルを選ぶ場面で躊躇することがなくなるので、幅広いシチュエーションで使えるアドオンです。
HDRI Maker(大容量のHDRIプリセット)
https://blendermarket.com/products/hdri-maker
HDRIのライブラリープリセットアドオンです。400種類ほどのHDRIを数クリックでシーンに追加することができます。
シャドウキャッチャーや3DモデルからHDRIを簡単に作成する機能にも対応していて、地面にもプロジェクションできるので、ちょっとしたシーンだとこれだけで環境をセットアップすることもできます。
Scatter(沢山のオブジェクトを配置/プリセットも多数)
https://blendermarket.com/products/scatter
たくさんのオブジェクトを簡単に配置/調整できる有名アドオンです。また「Biome」と呼ばれる植生プリセットから選択することで、数クリックで草や木、岩などを配置・調整できるので、草原や森の中といったシーンもすぐに作成することができます。
Biomeは、「Vertical Scape」や「Glassblade」などのアドオンを別途購入することにより植生プリセットを追加できるので、使いたいシチュエーションに合わせてカスタマイズすることもできます。
Botaniq(アニメーション付きの植物ライブラリー)
https://blendermarket.com/products/botaniq-trees
「Blenderで植物を使いたい」と言ったらコレ!というくらいの定番アドオンです。とにかく大量の花、樹木などの植物アセットが入っていて、サボテン、植木鉢、剪定された木々や四季によって葉の色が変わった樹木など、多数のモデルが含まれています。
「Add Animation」のボタンを押すことで、植物に風のアニメーションを簡単に追加できるので、アニメーション付きの植物が欲しいという人にもおすすめです。
Spyderfy(鳥・蝶などの群れを作成・コントロール)
https://blendermarket.com/products/spyderfy-bug-system-add-on
動物や昆虫の群れを数クリックでシーンに追加できるアドオンです。目標を設定し、それに向かって移動させたり、飛ばすことができます。
v2のアップデートでスズメ、カラス、蝶、トンボなど汎用的に使いやすいモデルが増え、幅広いシーンで使えるようになりました。
群衆要素を簡単に追加できる個人的には神アドオンです。
Traffiq(乗り物を簡単にシーンに追加・アニメーション)
https://blendermarket.com/products/car-library-traffiq-vehicles-for-blender
乗り物をシーンに追加/アニメーションできるアドオンです。車の内装まで正確に表現されており、色の変更やライトの制御、地面への設置、車体への傷の追加など、乗り物に関する様々な表現ができます。
信号や標識、ベンチなどの背景モデルも含まれており、「v1.4」になったことで飛行機やヘリコプター、船、ボート等が追加され、より幅広いシーンで使えるようになりました。
The Coral & Creatures Collection(海の中のシーンを簡単に作成)
https://blendermarket.com/products/the-coral–creatures-collection
簡単に海中のシーンを作成できるライブラリーです。大量のアニメーション付きの熱帯魚やイルカ、クジラ、シャチ、サメなどの生き物から、サンゴや泡のパーティクル、海中のスモーク表現など、海の中のシーンを作成するのに役立つアセットが数多く含まれています。
今後のアップデートによりさらに海の生き物が追加される他、作者のTRBrenders氏は売り上げの半分をTeamSeasという海を綺麗にするプロジェクトに寄付しており、購入することで寄付にもなるという面白い取り組みを行なっています。
Random Flow(Sci Fi系のディティールを簡単に追加)
https://blendermarket.com/products/random-flow
Sci-Fiやハードサーフェイス系のディティールを簡単に作れるアドオンです。パネルなどの表面上の凹凸や円形のビル群などを数クリックで作成・調整することができます。
パラメータを調整するだけで、凹凸をランダムに作成してくれるので、一からモデリングする必要がなく、ディティール製作が面倒な人にもおすすめです。
Animation Node(複雑なアニメーションをノードで作成できる – 無料)
ノードにより複雑なアニメーションの作成を効率化するアドオンです。AEやC4Dで言うエクスプレッションに近い感覚でアニメーションを作ることができます。
BlenderでC4DのMographのようなアニメーションをさせたい時に便利です。
Cablerator(ケーブルを簡単に作成・調整)
https://blendermarket.com/products/cbl
ケーブルを簡単に作成・調整できるアドオンです。大量のケーブルを作成したり、ケーブル間の接合や形状の変更も簡単に行うことができるので便利です。
BY-GEN(有機的・幾何学な形状を簡単に作成 – 無料)
有機的な形状や幾何学的なメッシュを簡単に作ることができるアドオンです。穴の開いた抽象的な表現や特徴的なポリゴンの形状の表現を簡単に作ることができます。
fSpy(実写からカメラ情報を解析 – 無料)
「fSpy」は、静止画からカメラ情報を解析するソフトです。画像内の直線を指定することで、カメラ位置やレンズのミリ数などを割り出すことができます。解析したカメラ情報は専用のアドオンでBlenderに読み込むことができ、実写合成の際に重宝します。
最後に
今回は、効率よくクオリティの高い作品を作る際に使えるBlender用アドオンを紹介しました。
複雑に思えるものも、プラグイン・アドオン数クリックで作られていたりと、知っていると大幅に変わってくる内容なので、うまく制作に取り入れてみてください🙂
アドオンはセール時などを利用して購入するのがおすすめなので、セール情報に関しては適宜こちらの記事もご覧ください。
その他のBlender関連記事
関連する記事
Adobe CCを通常版(月額約6,000円)で購入している人は、
以下の買い方で約3,300円と、半額ほどまで節約できます!
浮いた分をプラグイン代などに回した方が無駄がないので、
ぜひ試してみてください!