こんにちは。
今回は、トランジションの作業を効率化させるおすすめのエクステンション「Motion Bro」について紹介します。
Contents
Motion Broとは?
Motion Broは、After Effectsの機能を拡張するエクステンションのひとつです。
ハイクオリティなトランジションやプリセットなどをすぐに適応でき、追加パックをVideohiveを通して購入することで様々な時短ができます。
汎用性が高く、効率的にクオリティの高い映像を作る際にほぼ必須になってくるかと思います。
Envatoのベストセラーランキングの常連であるTransitions(Handy Seamless Transitions)(上記動画)は、知っている人も多いのではないでしょうか。
ライセンスについて
ベースとなる「Motion Bro Extension(無料)」はもちろん商用利用可能です。
無料の追加パック「Free Preset Pack for After Effects」の場合
650ものトランジションや効果音などが入った無料版です。無料版でも様々な使えるプリセットがたくさん入っていますが、これをベースに他の追加パックを買い足して使うようになります。
Gumroadからダウンロードできる無料版のプリセットが入った「Free Preset Pack for After Effects」は個人利用なら無料で使用可能で、商用利用の場合は$15で購入する必要があります。
商用利用の場合、トランジションを使用するためにこちらを購入するよりも、更に多くのプリセットが入ったTransitionsなどの追加パックを購入する方がコスパ的におすすめです。
有料の追加パックの場合
追加パックの場合は、Envato Market(Videohive)にて購入することができます。
ライセンスとしては、Standard LicenseとExtended Licenseの2種類があり、商用利用で使いまわしたい場合は、Extended Licenseで購入ですると商用利用でも何度でも使用できます。
ただ、どちらで購入しても機能の制限や使用回数のカウントなどはされないため、厳密にいうとStandard Licenseでの購入でも商用で使ったとしても使い回すことは可能です(この場合、Envatoの規定違反にはなりますので注意してください)
また、Standard Licenseで購入しても、後からEnvato Marketのサポートに問い合わせることでExtended Licenseにアップグレードすることができます。
私のケースだと、アップグレードしたいという趣旨を伝え、Extended Licenseで購入した後、PayPalを通してStandard License分を返金対応してもらいました。
とりあえず使ってみたい場合は、セールなどでStandard Licenseで購入し、仕事で利用する頻度が増えた場合は、Envato MarketのコンタクトからExtended Licenseにアップグレードするという流れでも特に問題ないと思うので、参考にしてみてください。
主な追加パック
Transitions(Handy Seamless Transitions)
https://videohive.net/item/handy-seamless-transitions-pack-script/18967340?s_rank=1
1500種類のハイクオリティなトランジションが入った追加パック。適応するだけでSEも自動で追加され、方向やタイミングなども細かく調整することができるので、かなり重宝します。個人的にこれだけは持っておきたい追加パックです。
Graphic Pack
https://videohive.net/item/graphics-pack/22601944
大量のグラフィックエレメントが入った追加パックです。レスポンシブ対応で、コンポジションサイズを変更してもアニメーションがリサイズされます。Youtube、Instagram、各端末など、メディアごとに映像を作成する必要がある際に便利です。
Distortion Zoom Transitions
https://videohive.net/item/distortion-zoom-transitions/21507643
ディストーションのトランジションに特化した追加パック。
Glitch Transitions
https://videohive.net/item/glitch-handy-transitions/21059280
Glitchに特化した700種類のトランジションパック。
インストールと使い方
まず、Motion Broの公式からベースのエクステンションとフリープリセットをダウンロードします。
「Install via Creative Cloud」、「Free Preset」をクリックします。
ベースのエクステンションは、Creative Cloudのアプリからダウンロードできるので、
Adobeアカウントでログインしたのち、「Install Now」をクリックし、「Creative Cloud Desktop Appを開く」をクリックします。
Creative Cloudのアプリが起動するので、Motion Broの部分の「インストール」をクリックすると、After Effects(またはPremiere)にインストールされます。
無料プリセットは、公式トップページの「Free Preset」を押すと、Gumroadという素材販売サイトに飛びます。
After EffectsとPremiere Pro版のどちらかを選択し、
以下のページの料金設定の部分に「0」を入力し、「これが欲しいです」をクリックします。
次にメールアドレスを入力して、「手に入れる」をクリックします。
「ダウンロード」をクリックして、「Free_Presets_for_Motion_Bro_V3」がダウンロードできたらページは閉じてOKです。
次に、After Effectsを起動します。
上部メニューの「ウィンドウ」 →「 拡張機能 」→ 「Motion Bro」を選択します。
Motion Broがパネルとして開くので、パネルの上のあたりをダブルクリックしてフリープリセットを読み込みます。
先ほどダウンロードした「Free_Presets_for_Motion_Bro_V3」の中の「Motion Bro Free Pack V3.list」を選択します。
Motion Broは「.list」のあるフォルダを読みに行くので、ダウンロードしたプリセットは書類フォルダ等どこか場所を決めて保存しておくのがおすすめです。
フォルダのアイコンを押して、Freeのフォルダを選択し、好きなプリセットを選択します。
トランジションやエフェクトなど色々入っているので、色々試してみてください。
トランジションの場合は、Durationの部分でトランジションのスピードを変えたり、Spinなどのアイコンをクリックすると現在インジケーターがある位置にプリセットのレイヤーが貼り付けられます。
プリセットのレイヤーを移動するとタイミングが自由に変えられるので、後からの微調も楽にできます。
無料パックでもたくさんの機能が入っているので、一度試してみてください🙂
追加パックの使い方
続いて、Videohive(Envato Market)で追加パックを購入した場合のインストール方法について紹介します。
まず、Videohiveのダウンロードの箇所から、追加パックのダウンロードより、「Main File」と「Purchase Code(PDFもしくはtext)」をダウンロードします。
Motion Broパネルのダウンロードアイコンをクリックし、ダウンロードしたMain Fileの中の「.list」ファイルを指定します。
「Main File(handy-seamless-transitions-pack-script)」→「Presets」→「HST 5.3.X.list」を指定。
その際、Purchase codeを入力するウィンドウがでるので、先ほどダウンロードしたPDFかテキストの中からPurchace Codeをコピペして貼り付けてください。
これで、Motion Broに「Handy Seamless Transitions」のプリセットが表示され、プロジェクトに追加できるようになります。
最後に
今回は、クオリティの高いトランジションを簡単に追加できるエクステンション「Motion Bro」について紹介しました。
私も最初、Envato MarketではじめてMotion Broのエクステンションを買った時はテンションがめちゃくちゃ上がりました。
プラグイン感覚で使え、トランジション部分で速く作業するためにはほぼ必須になってくると思うので、ぜひ使ってみてください🙂
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