皆さんは、梅雨のカメラやレンズの湿気対策は何かしていますか?
湿度が高いとカビが繁殖しやすく、特に湿度80%以上だと活発に成長します。
今回は手軽にできる湿気・カビ対策である「ドライボックス」についてご紹介します。
と、その前に。。
カビが生えるとどうなる?

機材にカビが生えてしまうと、レンズが曇ったり、撮影した時に小さいカビが映り込んでしまいます。
僕は昔、Canon 70D用のリモートコントローラーを押入れに放置して、おじゃんにしたことがあります。。その教訓を踏まえ、梅雨の時期は機材をドライボックスに保管するようにしています。
実際、防湿庫とドライボックスどっちがいい?
もちろんお金に余裕がある人やカメラやレンズを大量に持っている人には、防湿庫をおすすめします。
光触媒が付属しているものだと、防カビだけでなく、消臭・抗菌作用もあり電源に繋いでおくだけなので、管理がとても楽です。
電気量も1日1円ほどなので、僕ももうすこし余裕があれば防湿庫欲しいんですけどね。。
でも、そこまでの余裕はなかなかないのです。。
ということで、機材はまだそんなにないよ、そこまでお金はかけられない!という人にはドライボックスがおすすめです。
ドライボックスとは?

ドライボックスとは、密封した容器に乾燥剤と防カビ剤を入れたものです。
2〜3千円程度と値段が安く、場所も取らないため、後からの機材の買い足しにも対応できます。
僕が使っているものは、「ナカバヤシのキャパティ・ドライボックス」になります。
色々とリサーチした結果、一番コスパがいいと思い購入しました。
特徴としては、この価格で乾燥剤(シリカゲル)と湿度計がついていること。
別で防カビ剤(200円くらい)のものを一緒に入れておくだけで最低限の湿度対策ができます。
湿度計は、ボックスにはめ込む部分があるので、湿度の確認が楽です。
また、ボックスを積み重ねて収納できるので、収納する際も防湿庫ほどのスペースを必要としないのも特徴です。
乾燥剤と防カビ剤は、3ヶ月ほど持つので、1年ごとに毎年買い替えるような形になります。
ちなみに、部屋の湿度がかなり高い人や、頻繁に機材を取り出して開け閉めする人は、乾燥剤をもう一つ足すなどして調整するのもいいかもしれません。
上記のハクバの乾燥剤は強力なので、付属の乾燥剤と併用、もしくはこちらだけを使ってもいいかもしれません。
ただし、乾燥させすぎると、レンズの中にある潤滑剤にも影響を与えてしまうので湿度をこまめにチェックするなどの注意が必要です。
40〜60%辺りが機材にとって適切な湿度となるので、乾燥させすぎた場合は、蓋を一度開けるなどして、空気を取り込んで湿度を調整するようにしてください。
量販店だと、ビックカメラなどで2〜3千円程度で揃うので、カメラやレンズを買ったけど、湿気対策が心配という人は是非使ってみてください。